身体を少し”窮屈”に使って代謝力を引き出す!

まだまだ暑い日が続く関東、そしてひどい局地豪雨が各地を襲っています。

被害の情報を聞く度に心が痛くなります。

そして東日本大震災のとき心に感じたことを思い起こします。

 

被害に遭われた方の直接の救いにはなれないかもしれませんが、

今自分ができることを精一杯やっていきたいと改めて感じました。

 

一人でも多くの方の身の安全が確保され、

被害に遭われた方、そして地域の一日も早い復興を祈ります。

 

さて、今回のテーマは『身体は窮屈に使う』です。

 

当院では座る立つ・そして歩くという基本動作の質を

高めていくことを大きな成果の1つと考えています。

 

その時に大きなポイントになるのが

身体を『少し窮屈に使う』という感覚を養うことです。

 

7c0dec76fea07594f0c1a2b0f2d988a9_s_1窮屈に使うってどういうこと…?

と思った方は少しお付き合いくださいね。

 

座った状態で右のお尻を持ち上げてなるべく高く浮かせてみてください。

 

こう言われるとおそらく多くの人は、右のお尻を持ち上げた時に

身体が左に傾くのではないでしょうか?

 

これは、左に身体を傾けて、右のお尻が勝手に持ち上がるようにした状態です。

 

今度は例えば、、、

「座った状態で骨盤より上の体幹部を前後・左右からガラス板で軽く押さえられている」

簡単にこんなイメージをしてみてください。

あなたの身体は前後左右に傾けるように動かすことはできません。

 

それでは、その状態で同じように右のお尻を持ち上げてみてください。

 

今度は、どうなりましたか?

身体を傾けて体重移動によってお尻を浮かせる変わりに、

今度は背骨が左に撓(たわ)むことでお尻を引き上げるような動きが出てきたと思います。

 

スクリーンショット_2013_05_28_22_55身体の真ん中(中心)が働くことで、身体の位置としてはブレることなく

身体の左右の動きが生み出されましたよね。

 

これが[窮屈な動き=体幹の動き]です。

身体の位置としてはブレずに、身体を動かすことができる

と聞いたら、

スポーツなどをされていたらそのメリットの大きさにピンっとくるかもしれませんね。

 

実は、日常の生活の質を高めて本当の代謝力を引き出すポイントも

この[窮屈な動き=体幹の動き]にあります。

 

私達はどうして姿勢が悪くなってしまうのでしょうか?

 

それは、手足が動きの主役になってしまって

体幹が御座成り(おざなり)になりブレてしまうことがあげられます。

 

そしてブレた身体は、背もたれや横の壁に身体を預けるようになります。

こうして「自立」できないカタチが定着してしまいます。

 

これが腰痛や肩こり、代謝が上がらないというような問題の種になるのです。

 

[窮屈な動き=体幹の動き]は

→身体を重力の中で「自立」させる

→手足に振り回されず、体幹主導の全身の連動性をつくる

こんな身体の基本を作るコツなのです。

 

背骨が撓(たわ)むことで

身体の真ん中(中心)が働き、身体の位置としてはブレない

 

こうなることで身体の中心まで伸縮活動が生まれ

→自然と身体の奥まで血液が巡り代謝があがる

→1つの身体の動きに全身の協力体制がとれる

こうしてホメオスタシス(身体を適正な状態に保つ力)が上がってきます。

 

『少し窮屈に使う』ことが板についてくると、

身体の支え方が変わってくるので、いろいろな変化が出てきます。

 

入らなかったズボンが入るようになった。

身体の動く幅・可動域が広がった。

足の形が変わってふくらはぎが疲れなくなった。

便秘が良くなった。

などなど具体的な報告も聞いています!!

 

でも、何より素敵だと思うのは、

自分の身体が自分で変えられるという自信や興味が出てきて

自分の身体を楽しめるようになるということです。

 

今回、紹介したお尻を上げる動きは、デスクワークの方でも

簡単にできる[窮屈な動き=体幹の動き]の体操になりますので、

是非、お時間のある時にやってみてください!!

 

窮屈に使えると身体の力は発動してきます。

伝え方は違えど、以前のコラムでもこんな身体操作を取り上げたことがあります。

是非、興味がある方は関連記事も読んでみてくださいね!

 

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