身体の連動性とは?

前回のコラム『意識を【筋肉】から【関節】へ』では、関節の意識で、筋肉の意識を抜くということを書きました。

関節を中心に動きを捉えると、筋肉の見方が変わります。

 

筋肉というのは、付き方が決まっています。

これによってある一定の角度でしか関節の運動に関与できません。

ではこれを関節を中心に動きを捉えてみると…

 

関節の動きに必要な筋肉を複数ピックアップできることになります!!

 

さて、今回のテーマは『身体の連動性』です。

筋肉の意識を関節へ、さらに全身の連動性へ昇華します。

 

身体は【部分】ではなくて、【全体】で協調性のある生命活動を必要とします。

筋トレは特定【部分】の筋肉への意識を高めます。

筋トレでいくら鍛えたとしても、筋肉が十分に働くには【脱力=意識を抜く】のが基本です。

 

だから、

【部分】トレーニングの後には【全体】に意識を落し込むことが大切です。

【全体】の連動性に組み込むことで、意識が抜けます。

 

身体の動きには無理のない、全体性の一連の協調関係があります。

これが【連動性】です。

サッカーでも【チーム】の戦術の中で【個人】が生きると相乗効果を生みます!!

これと同じです。

 

身体の連動性は【背骨が動き主導権】を握ります。

背骨を使った運動は魚を見るとよく分かります。

背骨の動きが全身が連動して動く原動力になっています。

 

一方、前回出てきた【小手先】の動きはというのはどうでしょうか?

小手先の動きは【手足が主導権】を握ります。

背骨が主導権を握ると身体の中心に【軸】ができます。

手足が主導権を握ると…手足は左右に2本あるので【中心軸】はできません。

 

身体はひとつ。

【軸】が全体の連動性を生みます。

そして【軸】がある体幹にこそ大きな筋肉が付いてるんです!!

これを使わなかったら損です!!

 

操体法入門 (著者・三浦寛)より図を拝借しました。

身体【全体】の連動性がとてもよくイメージできます。2013-05-23 15.28 のイメージ

踵を突き出すような、つま先をあげる動きから全身に”反り”が生まれています。

連動のポイントは

  1. 踵がしっかり機能する
  2. 【大腰筋】が働いて腰が反り、股関節が軽く曲がる
  3. 胸が開いて、手は小指側が優位になって外に開く

全身の連動性の鍵を握るのは【大腰筋】です。

 

上半身ー下半身がしっかり連動していることがわかります。

単独の筋肉の働きではなくて、身体を貫く一貫性のある基本的な動きの繋がり。

これが【連動性】です。

 

少しイメージできたでしょうか?

これを無視した動きは【ケガ】や【かえって調子を落とす】原因になります。

逆に、【全体】の連動性を身につけることができれば、身体はもっともっと使いこなすことができます!!

 

次回は連動性の鍵を握る【大腰筋】と背骨に効く運動をご紹介したいと思います。

上半身の動きに関してはこちらのコラムを読んでみてください

鎖骨の意識で姿勢が変わる

 

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