大腰筋はどこにある?

前回のコラム『身体の連動性とは?』では身体の主導権は背骨が握る!!

ということを書きました。

極端にいうと、猫背のままではワクワクする身体は感じることができません笑

今回のテーマは『大腰筋』です。

腰痛で『腹筋が弱いから…』という方は最後まで読んでみてください。

【大腰筋】が機能するか?

これが背骨が主導権を握る大きなポイントです。

ところで【大腰筋は】どこにあるのでしょうか?

2013-05-25 22.37 のイメージ

【大腰筋】は身体の奥にあります。

背骨(腰)〜股関節をまたいで大腿骨の内側に付きます。

あなたは脚をあげるとき、太腿の筋肉(大腿四頭筋)が働くものと思っていませんか?

実は、脚をあげるとき、主導するのは大腰筋です。

大腿四頭筋は補助・脇役として働いてほしいのです。

脚をあげると大腰筋は連動して腰を前に引っ張ります。

必ず腰の”反り” が生まれるのです。

イメージが湧きますか?

ひっくり返して正確な表現に変えますね。

腰が大腰筋を使って脚を引き上げるのです。

これができている人は自然と腰に”反り”があるのです。

大腿四頭筋は腰に繋がらないので、脚だけの動き、【小手先】の動きになります。

腰と脚は連動して動く。

そのために【大腰筋】が必要です。

腰に”反り”が出ると大きなメリットが生まれます!!

腰が反って『前』にあることで、背中から上が『後ろ』に位置する余地が生まれます。

肋骨や肩甲骨、鎖骨、頭にいたるまで、『後ろ』に乗る余地ができます。

身体を横から見た時、背骨は【背中側】つまり『後ろ』にありますね。

『後ろ』に乗ることで背骨が【軸】として機能します。

【大腰筋】が機能することで背骨が【軸】として機能する

すると、【関節】にしっかり重力がかかって活性化します!!

さらに、【伸筋】系の筋肉群が一斉に連動し始めます!!

【伸筋】が普段から使われ始めると、拮抗筋の【屈筋】も自然と使う余地が出てきます。

これって言い方を変えると

姿勢が良くなる

呼吸が深くなる・腹式呼吸がしやすくなる

内臓が活性化する

代謝があがる

という意味と同じことです。

 

腰痛に悩む人で多いのが『腹筋が弱いから』という理由です。

頑張って腹筋をしています。

でも、そもそもどうして腹筋が弱いのでしょうか?

腹筋は身体の『前』にある【屈筋】です。

【大腰筋】が機能すると腰が『前』に反って、身体が『後ろ』に乗ります。

身体が後ろにあると今度は、『前』から引っ張って調節する余地が生まれます。

ここで初めて【屈筋】出番です。

猫背のように身体が『前』にあるようでは、腹筋なんて使う必要がないのです。

使わなければ退化してしまいますね…

だから、腰痛の方や、ぽっこりお腹の方など腹筋が気になる方は、

急がば回れ!!

背骨が主導権を握る身体作りをしてみましょう。

手足が主導権を握る身体では、

ある関節は機能しない…ある関節は負担がかかりすぎる…

ということになります。

これで筋トレを行なうと、この状態に拍車がかかってしまいます。

つまり関節や筋肉が壊れやすくなります。

筋トレは【筋肉を使う必要がある状態】で、行なうことで正しい効果を発揮します。

次回は、大腰筋・体幹に効く運動をいくつか紹介します。

 

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