前回のコラム『疲れが取れる睡眠をとるには?』では、
現在の生活がいかに”頭”が戦闘モードになりやすいのか?
ということを考えてきました。
睡眠の質を高めるためには、”頭”の戦闘モードをリリースする必要があります。
さっそくですが、今回は、いくつか簡単な方法を挙げてみたいと思います。
特にデスクワークをやっていたり、
慢性的が肩こりや頭痛が出やすい方にも効果が期待できますのでやってみてください。
①ドライヤーで頭皮を刺激して、頭をクリアにする
頭を使い過ぎていると血液が頭に集中してきて、老廃物も頭に溜まります。
こんな状態のときは頭皮も緊張しています。
頭皮が”赤い”と美容師さんに言われた経験がありませんか?
それは頭に血液が集中してしまって、皮膚から血液の”赤”が透けている状態。
頭皮に発疹が出来たりするのは頭皮から老廃物を捨てようという作用です。
やり方は簡単。
1.頭皮が頭の骨の上を滑るようにマッサージして皮膚に動きをつけます。
→特に皮膚の動きが感じられない場所や動きが少ない場所をしっかり行ないます。
2.ドライヤーで風邪を頭皮に吹き付けます。
→皮膚を活性化させておくと、空気が当たるのが刺激となって皮膚が開き、頭皮が緩んでスッキリしま す。
②逆立ち
”頭”が戦闘モードになっているというのは、
血液が頭を中心に巡っているという状態が続いているということ。
逆立ちをすると、頭と足、上と下が逆転します。
身体は重力を感知して身体の位置関係を認識しているので、
上下が逆転すると、感覚ごとシャッフルされて血液が頭から下に落ちてくるようになります。
頭から血液が落ちてくると、”頭”の戦闘モードが緩んできます。
以前お伝えした手(腕)の使い方で[橈骨]を意識するとより効果的です。
→コラム『腕の意識に働きかける簡単な体操』
③自律神経の中枢”後頭部”を刺激する
後頭部周辺には自律神経の出処があります。
だから、
後頭部に刺激を入れてあげることで、”緊張”に傾いた自律神経のバランスが緩んできます。
1.-1熱めのお湯で絞ったタオルで後頭部を温める(温熱刺激)
1.-2めん棒などにタオルを巻いた棒を用意し、仰向けの状態で首と後頭部の間に入れて刺激する(物理刺激)
→首の方から棒を後頭部に引っ掛けて少し(顎が引けるように)上に持ち上げるようにセットします。 その状態で首を左右に振ると ①首の付け根の硬直を効果的に刺激できます ②普段動かさない首の付け根に角度を合わせて効果的に動かすことができます
現代の社会は”頭”が異常に、過剰に働きやすくなっています。
今回ご紹介したものは、家に帰ってから行なえる手軽な方法です。
疲れが取れる睡眠をとるためにも、
”頭”の戦闘モードを少しでも効果的に解除するのに
是非、やってみてください。
次回は、日常の中で自分の感覚に落し込めれば、非常に効果が見込める
『目の使い方』をご紹介します。
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