春になってくると妙に眠くて、私は異常なんじゃないか…
と思われる方、よくいらっしゃいます(笑)
でも、春に眠いのは、身体の作り替えで出る老廃物と、冬の間に溜めた老廃物
を捨てるのに身体が働くからです。
疲れ(老廃物)がしっかり取れて、身体が自然の中で解放されるためには
質の良い睡眠が取れることが一番。
赤ちゃんの寝ている姿のなんとチカラの抜けていることか…
こんな風に寝れたら簡単に疲れは取れます。
今回のテーマは『疲れが取れる睡眠』です。
睡眠は身体が休息に向かってリラックス状態に入る活動です。
昼の戦闘モード(緊張)から、いかにリラックス状態に入るかが鍵になります。
この身体のon緊張⇄offリラックスに強く関わっているのが自律神経です。
自律神経はon:交感神経⇄off:副交感神経と呼ばれる2種類の神経のバランスで
簡単に言うと、
それは「どこに血液を回すか」をコントロールしています。
寝る時にはoff:副交感神経=リラックスが主役になって、
リラックスした時には、血液は”お腹”を中心に回るようになります。
疲れ(老廃物)を捨てて、最終的に血液を奇麗にしてくれるのは
- 肺や皮膚の呼吸→気体の老廃物を捨てる
- おしっこをつくる泌尿器→液体の老廃物を捨てる
- 便をつくる腸→固体の老廃物を捨てる
などぜーんぶ”お腹”なのです。
だから、寝る時は
「副交感神経が働いてリラックスして”お腹”を中心に血液がめぐる」
という状態になるのが本当です。
ところで、
睡眠が浅くて朝から疲労感を感じる人
なかなか疲れが取れないと感じている人
の多くの方に共通すること、、、
それは、
日々の生活の中でストレスを強く感じる、とか
パソコンを使ったデスクワークをしている
というのが圧倒的に多いです。
イメージしてもらえる通り、ストレスもデスクワークも”頭脳労働”なのです。
今の生活の中で、一番酷使して緊張・戦闘モードに入りやすいのは”頭”で、
つまりそれは血液は頭を中心にめぐるということで、これが問題になります。
だから、
- 戦闘モードに入っている”頭”をリラックスさせる
- お腹の働きを高めて、血液を”お腹中心”になるように促す
という両面から捉えて、
「副交感神経が働いてリラックスして”お腹”を中心に血液がめぐる」
身体に促せれば、自然と疲れがとれる睡眠になっていきます。
そうはいっても
これだけ、”頭”を使う社会生活の中で、戦闘モードをoffにするのは
大変なことではあります。
だから、これだけ多くの人が睡眠のことで悩んでいるのだと思います。
だからこそ、この部分をしっかり観つめていく必要性を感じています。
次回は、
少しでも”頭”の戦闘モードを抜くために効果的な方法をいくつか挙げてみたいと思います。