あっという間にゴールデンウィークも終わりですね…
また頑張っていきましょう!!
さて、最近はだいぶ暖かい…というか暑い日も出てきましたね。
夏は熱が身体に籠りやすく、身体を冷やす食べ物が目白押しです。
今回のテーマは『代謝力を奪う食べ物を知る!!』です。
代謝力を奪うもの、それは「身体を緩め冷やしてしまう」もの。
当院では、特にこの時期に【水分の取り方】についてよく指摘させていただいていますが、
それは水が身体を冷やす性質がとても強い代表選手だからです。
最近では、熱射病などの予防策としても多く取ることがよく言われますが、
基本的には取りすぎると身体の代謝力が著しく奪われてしまい、余計に水が必要な体質になっていきます。
実は、水と同じように身体を冷やす性質が高い『代謝力を奪う要素』として
糖質・ビタミンC・カリウムの多いものなどがあります。
身体を冷やすことで代謝力が奪われるイメージが湧きやすいように
水分を取りすぎることを例にとって補足していきます。
私達は平熱でおよそ36.5℃の熱量を常に燃やして生きています。
つまり身体の中では常に火が燃えているのです。
この火の管理が上手にできなくなると、私達は水をガブガブ飲みたくなります。
水をたくさん飲んで、直接火を消してしまおうという訳です。
でも、火に直接水をかけて消すことをしていると、ついには燃えていた”木材”も濡れてしまって、次に火をつけようと思っても今度は火が着かなくなるということになります。
こんなことをしていると、どんどん火がつかない代謝力が低い身体に落ちていきます。
水分をよく取っている方の中には、
「喉がよく渇く」とか「身体が火照る」という方が多く見受けられます。
これは、身体の代謝力が落ちてしまって、少しでも身体の中で燃やしはじめたり、炎症が起きたり、気温が熱くなってくると熱のコントロールが出来ないので、すぐに外から水を取らないといけなくなっている証拠です。
代謝力を奪う要素を減らしながら、出来る限り”身体の中の火の管理は呼吸器を使ってしっかり換気をして上手に管理する”そういう身体に見直していくということがとても大事です!!
ビタミンCなんかはビックリかもしれませんね。
何しろ美容や疲労回復に効果があると謳われていることもあります。
もちろん全てにいい機能もあるのですが、
冷たいものをごくごく飲まなくても、
現在の常識で飲み食いしていると過剰になりやすく、身体を自然に冷やします。
夏バテや熱射病対策はもちろん、冷え性、低体温、むくみ、火照り、疲れやすさ、だるさなどの
身体の冷えからくる問題を感じる方は
「身体の代謝力を高める!」という視点からこれらの要素を今までより意識してコントロールしてみてください。
①糖質→特に砂糖やお菓子、精白した小麦粉などの白いもの
糖質は特に脳がエネルギー源として使いたがるのでみんな大好きですが、身体(細胞)を緩めて、身体を冷やします。ダイエットなどでも代謝を高める体質改善ためにも糖質のカットがよく言われるのはこのためです。
②ビタミンC→果物やサプリメントなど美容や疲労回復に良いとされる
ビタミンCは水溶性なのでいくらとっても大丈夫と言われることもありますが、実は身体を冷やす性質がとても強いです。取りすぎると下痢や尿路結石、腎不全の要因になる(→身体が冷えるとなりやすい)と指摘されることもあります。
③ カリウム→タンパク質が多い肉や魚。ものによるが南国系の果物・野菜・芋・ナッツ・海藻などに多い(マクロビオティックではカリウム/ナトリウムの比率が高いもの)
カリウムの濃度が高くなる病気として腎臓病や、心臓のリズムの調整がうまく出来なくなって不整脈や心停止を起こすことも指摘されています。果物・野菜・芋は「煮こぼし」することでかなり減らすことが出来るそうですが、基本的にはカリウムが少ないものを選ぶ。電子レンジではダメ。ナトリウムとカリウムで体液のバランスをとっているのでとても大切な要素。