ここ最近2回のコラムでは「疲れが取れる睡眠をとるために」
頭の緊張を緩め、リラックスさせることを考えてきました。
現在の世の中は”脳”を主役にした”脳”社会です。
膨大な情報が流れ、娯楽も息抜きも”脳”が中心になっています。
だからこそ、
”脳”を必要以上に働かせない・ストレス(緊張)を溜めないためには、
日常のいつでもどこでもセルフケアができる方法があるといいですね。
今回紹介するのは「目の使い方を少し意識して変えてみる」方法です。
後頭部に目が付いていると思って、全身を使って”見る”
何を言ってるの?って思うかもしれませんね(笑)
でも私は来院された方にもこの方法をかなりオススメしています。
目というのは、人間が情報を得るためのかなりのウエイトを占めています。
人間にとって目は使い勝手がとても良いのです。
何かを見ようと意識していなくても片手間で目を使って膨大な情報が入ってきます。
目から得た情報は、そのまま脳をグルグル働かせる刺激になりやすい
という性格があります。
だから、片手間ではなく、もっと真剣に全身で”目”を使ってあげましょう。
- ”目”を片手間で使うと→脳に直結してグルグル回ってしまう
↓ ↓ ↓
- ”目”を全身で使うと→全身で”見る”ことで、脳だけが過剰に働かなくなる
やり方です。(イメージを膨らませてやってみてください。)
1.(準備)目の真裏にあたる後頭部を手で触ります。
2.(準備)その部分の皮膚が動くように大きく目を動かしながら、目と触れている後頭部が繋がっているイメージを作ります。
ここまでは準備です。ここからは実際に”見て”みます。
いくつか感覚の取り方を挙げてみますので、色々やってみてください。
3.-1後頭部に目が付いていて、後頭部で”見る”感覚を試してみる
→例えば、パソコンの画面を見ている時に、「後頭部で」見ようとするとパソコンの画面の外側の風景まで視界が広がって入ってくるはずです。
3.-2右(左)の目で見たものが右(左)の後頭部にまっすぐに映るように”見る”
→片方ずつ目をつぶりながら、見えた画像をそのまま目と同じ側の後頭部に映し出し、慣れてきたら両方の目で同時に後頭部に映すようにします。
3.-3 身体の右にあるもの、左にあるものを首を動かして3.-2の”見方”で見てみる
→左右を比べてみると、後頭部にまっすぐに映そうとするとしずらいと感じる側があるかもしれません。
これが片手間で”目”だけで見ていた証拠です。
これが出来るようになるといつでもどこでも頭のストレス(緊張)を発散しやすくなります。
つまり、自律神経のバランスを自分でコントロールできるようになってきます。
事実、やってもらうと、いかに普段から頭が勝手に使われているのかがよくわかると思います。
「頭がボーッとしてきて、空っぽになる…」とか
「ボーッとし過ぎて、不安に襲われた…」(笑)とか
いっつもいろいろ頭が働いているんだな…と、そんな感想がたくさん届いている方法です。
是非、生活の中でとりいれてみてください。