前回のコラム『足首の中心はどこにある??』では足首の感覚をつける方法を紹介しました。
もう少し補足していきます。
自分の手をつかって【意識】を中心に集めます。
自分の足首のどこに身体の重さがかかっているのか?
この意識を使って感覚を味わってみてください。
おそらく、前にあったり外にあったりする人が多いと思います。
この方法は、数や負荷などの数値は全く必要ありません。
自分がいかに自分の身体を感じることができるか?
という質の問題です。
楽しんでやってください!!
腰を落として、足首の感覚が掴めてきたら、立ってみましょう。
いつもと【立つ】という感覚が変わって感じると思います。
【足首の中心】で立てない場合は、膝や股関節、腰などを動かしてみて、【足首】に合わせて立てるようにしてみてください。
日頃、足首がどれだけ無理をしているかがわかると思います。
そこで【立つ】ことができると『地面と仲良く』なることができます!!
地面と仲良くなるメリットを整理しておきます。
- 【立つ】ときに”ふくらはぎ”や”すね”の筋肉が疲れなくなる!!
- 踵がしっかり身体を支える骨として機能する!!
- 足のゆびや付け根のタコや皮膚の肥厚がなくなる!!
- 軽い外反母趾なら時間と共に変わってくる!!
- ゆびが伸びやかになる!!
- 足の循環が良くなってむくみづらくなる。
【立つ】ときに足首の中心感覚が付いてきたら、【歩く】ときも意識をしてみます。
【歩く】とき、皆さんは前に出る足と後ろに残る足のどちらに意識がありますか?
【歩く】場合は、後ろに残る足に意識してみてくださいね。
後ろ足に残る足よりお尻が前に出れば”自然と”身体は前に進みます。
足をなるべく前に出す意識や足を高く挙げる意識には落とし穴があります。
ともするとお尻を足より後ろに置いていく癖が付きやすくなるのです。
足よりお尻が前に出れば、身体は前に進む
これを頭に入れてください。
【歩く】ことに関してはまたしっかり書きたいと思います。
少し話が逸れました。
【歩く】ときは動きの中で感覚がぶれやすくなります。
- 前に振れてきた足を『足首からつま先を挙げる』ようにして【足首の中心】で接地。
- 歩く動作が進んでも、なるべく【足首の中心】に自分の重さをそのまま乗せるように意識。
- 足が後ろに残って身体が前に進んでも、なるべく【足首の中心】を意識。
一言で言えば、接地してから足が離れるまで【足首の中心】の感覚を取り続けます。
分かりやすいように違う表現もしておきます。
- 足のつま先(できればゆびの付け根も)をなるべく使わないようにする
- 【足首の中心】で竹馬をするようにイメージする
- 足が後ろに残るほど、足首を足首を前に意識して深く曲げるようにする
その際、状態が前屈みにならないように注意してください。
これは足首の感覚を磨くために、少し極端に意識を取る方法です。
普通は足が後ろに残るにつれて、少しずつ『つま先』に重さは移動します。
ほとんどの人が『つま先』使いやすくなっているので、あえて必要ありません。
立つ・歩くの基本となる【足首の中心】感覚を日常生活に取り込んでみてください!!