コラム『内臓脂肪が健康リスクが高い訳。』では内臓脂肪の話を書きました。
内臓脂肪がつくのは内臓の組織で代謝が上手くいっていないよーというサインなんです。
ミトコンドリアが舞台となる代謝ができているか?
できていないとしたら、妨げになっているのは何でしょうか?
ここが人によっていろいろなポイントがあるところ。
代謝の傾向は身体の中で一連の繋がりで連鎖的に起こってきます。
だから、
同じ健康法が全員に有効とは限らない
ということが起こってきます。
例えば糖体質。
糖体質=緊張=解糖系体質=疲れやすい=甘いものや白いものが好き
糖体質の回ではこんな表現をしました。
こうして一連の繋がりで連鎖的に引き起こってきます。
これを分解して考えてみましょう。
例えば『緊張』を引き起こす要因とは?
- 睡眠不足
- 睡眠の質が悪い
- デスクワーク、PC→頭の過剰労働・目の過剰労働・手先の過剰労働
- 仕事のし過ぎ
- ストレス
- 身体の軸がなくなっている
などなど、それこそたくさんの『緊張』を引き起こす可能性が出てきます。
例えば『疲れやすい』を引き起こす要因とは?
- つま先優位→常にふくらはぎや太腿の筋肉の過剰労働
- 血液循環不良→内臓の不調・足首の可動性の低下・頭の過剰労働
- 呼吸機能の低下→緊張・口呼吸・横隔膜の働き・猫背
- 睡眠不足
- 糖質の取り過ぎ
などなど、重なる要因を含みながらたくさんの可能性が出てきます。
さらにもうひとつ『甘いものや白いものが好き』というのは?
- 糖質は食味が良い
- 糖質は身体の緊張を緩める効果がある
- 糖質は身体が弛みすぎて、血行不良になりやすくなる
- 糖質は糖体質を起こして、代謝効率が下がりやすくなる
- 糖質は血液を汚す
などなど。
こうしてみると、糖体質になりやすい傾向には
本当に多くの要素が関連している可能性があることが分かります。
人には人それぞれの糖体質があると言っても良さそうです。
その人の体質に関わりが深いポイントはどこにあるのか?
その要素や歪みにどうやってアプローチするのか?
食事療法がよく効く人もいます。
運動療法がよく効く人もいます。
仕事や人とのつき合い方を少し変えてあげると良い人もいます。
人には人の背景と要素があります。
だから人それぞれの元気になるポイントも違ってきます。