今回のテーマは『糖質が欲しくなる身体』です。
ダイエットや病気や不調から抜け出すのに糖質制限がいいって言われますね。
確かにとても有効なのですが、、、
糖質を減らそうとしてもなかなかうまくいかない…
とストレスを抱えてしまったり、諦めてしまったり…
これって以前の私もバッチリそうでした笑
得てして調子が悪い時ほど、身体は糖質を欲しがります。
身体が無意識のレベルで糖質を欲しがってしまうんですよね。
だからこそ、
どうして糖質が欲しくなるのか?
知っておくといろいろな意味でメリットがあると思います。
糖質はとても優れたエネルギー源。
身体の中のエネルギーは糖質・脂質・タンパク質から作ることができます。
その中でも
糖質というのは、とても素早くエネルギーにできる
という利点があります。
脂質やタンパク質は身体を作る素材でもあるので、
取り出すのに余計に一手間必要になるのです。
身体が疲れると糖質が欲しくなると感じる方が多いと思いますが
これは、エネルギー不足になった時に
手っ取り早くエネルギーに変えて使うことができるからです。
つまり、私たちは
戦闘モード(→常にいつでも動けるようにエネルギーの用意をしておく)
の時には糖質でエネルギーを作り出そうとしやすくなります。
これが「糖質が欲しくなる身体」を誘導しています。
今の時代では、
仕事でのストレスやパソコンなどで頭が常に戦闘モードになってしまう
ことで身体が糖質を要求することがとても多く見受けられます。
運動をすると身体の筋肉には疲労感を感じて休みたくなるのに、
頭はストレスなどのネガティブな要素でも、
ゲームやテレビ、パソコンなどの楽しいポジティブな要素でも
疲労をあまり感じることなく動き続けられるという特徴があります。
寝ようとしても寝れなかったり、
寝たとてしも、疲れが取れなかったりいろいろ不都合が生じるのです。
この状態では、
”身体”がというよりは”頭”が主導権を握って身体を『糖体質』に傾けます。
では、『糖体質』=戦闘モードが続くとどんな影響があるのでしょうか?
・自律神経が緊張に傾いてリラックスできなくなる
戦闘モードが続いているので、休む体制になれない
しかも常に糖質を運ぶために身体のすべての組織が動員される。
特に肝臓や膵臓などは糖質のコントロールをするので疲れやすくなります。
具体的には、
→内臓の働きが悪くなる(消化吸収や老廃物の排泄が滞る)
→血液中に糖質が多くなって血液がドロドロになる
→眠りが浅くなるので疲れが取れなくなる
こんな影響が出やすくなります。
・身体を作るタンパク質が糖質とくっついて質が悪くなる
身体を作っているタンパク質と糖質はとてもくっつきやすくて、
くっついたものは正常なタンパク質の機能が果たせなくなります。
具体的には、
→皮膚や細胞の膜の質が悪くなって破け易くなる(内出血や炎症しやすくなる)
→血液の中のヘモグロビンというタンパク質がくっついて
細い血管を通れなくなる(貧血や末端の血液の流れが悪くなる)
→血管の壁の質が悪くなったり、壁に血液がくっつくことで
血管が硬くなったり、狭くなったりする(動脈硬化)
こんな影響が出やすくなります。
糖質が欲しくなる身体になっているというのは、
頭が中心になって戦闘モードが続いているのでイライラや不安も起こりやすくなります。
これって逆に言えば脳が発達した人間らしすぎる問題とも言えるんじゃないかと
私は思っています。
だからこそ、
頭の中をいかに休ませるか、リラックスさせるかということがとても大事ですね!
私もいろいろ試してみましたが、
これにとても役に立つのが、身体をしっかり使うこと!!
これは脳だけに血液を使われないようにしていくことでもあります。
スポーツやランニングをすればいいというザックリとした使い方ではなくて、
立つ・座る・歩くなどの基本的な使い方から見直すことで、
全身がしっかり動いて、血液を欲しがるようになります。
そして全身の循環が促がされることで、
神経もリラックスに向かいやすくなって内臓が働き血液もキレイになります。
食欲や甘い物を押さえられるようになりたい!
緊張体質や疲れやすい体質(=糖体質)を変えていきたい!
急がば回れ!!で
頭だけに血液とエネルギーが使われてしまわないようにしながら、
食べ物に関しても少しずつ意識づけしていけると
体質的なところから無理なく変えていきやすくなります!