肩甲骨と鎖骨の位置関係

前回のコラム『鎖骨の意識で姿勢が変わる』で鎖骨に光を当てました。

今回はもう少し突っ込んでいきます。

肩甲骨は背中にあるのであまり鎖骨と関節で繋がっているという意識があまりないこと。

また背中にはつなぎ止める関節がないので、周辺の筋肉や骨格の影響で位置異常を起こしやすいこと。

これは前回、簡単にお話ししました。

さて、では肩甲骨はどこにあればよいのでしょうか?

肩甲骨は可動性が大きすぎて、どこにあるのがふさわしいのかなかなか感覚しづらいものです。

そこで鎖骨に意識を集めます。

ポイントはひとつ

【鎖骨と肩甲骨の”上角”の高さはほとんど同じ】

2013-05-09 16.55 のイメージ

ということです。

肩甲骨が上・外方に位置異常を起こすときは猫背になる傾向があります。

鎖骨の位置に対して肩甲骨の位置が上に異常を起こしている状態です。

例え意識的に下げているつもりでも様々な要因で引っ張られているので下がりづらいのです。

2013-05-09 17.34 のイメージ

鎖骨を【上げる】ことで相対的に肩甲骨が【下がる】余地を生み出します

実際にやってみましょう。

2013-05-09 13.25 のイメージ

  1. 鎖骨(胸鎖関節)に下から手を軽く当てて、意識を集中します。
  2. 手を当てた鎖骨部分だけをイメージとして5mm上に引き上げます。
  3. 息を吸いながらやるとさらに胸が開いて連動してくるのが分かると思います
  4. 前回の紹介した手の操作を行ないながらやるとさらに広い範囲に連動して胸が開いてくるのが分かると思います。
  5. 鎖骨の動きが感覚できてきたら、鎖骨を上げた状態で、肩甲骨を真下に下げていきます。

ポイント:

意識はあくまで【鎖骨を5mm上げる】こと

鎖骨は感覚が分かりづらい場所でもあるので、必ず【手で触れ】て、何回も繰り返して鎖骨の動く感覚を取り戻す

今まで動きが悪かったために、筋肉痛や肩口がゴリゴリいうことがありますが、効いている証拠です

鎖骨(身体の前)と肩甲骨(身体の後)が同じ高さ、水平になることで肩口がしっかりした頭が真上に乗る土台にもなります。

そして肋骨が開いて、肺の伸縮するスペースが生まれます。

鎖骨を活性化することで、呼吸が変わる余地が生まれてきます。

鎖骨を使って肩甲骨の位置を確認してみてください。

 

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