6月からブラジルで開幕したワールドカップ。
日本は残念ながら予選敗退となりましたが、改めて面白さを感じながら観戦しています!
それにしてもブラジルの過酷な環境条件の中で、もはや格闘技のように身体をぶつけながら、常に動き続ける…
とにかくタフなスポーツですね。。。私には到底、真似できませんが…(笑)
さて、今回のテーマは『身体が変わる時』です。
皆さんは、「身体が変わる」と効いたら、どう感じるでしょうか?
「身体が変わる」=[痛みや違和感(症状)]が取れる、解消される
と思うかもしれません。
これって、やはりとても大事な変化ですよね。
何かしらの[痛みや違和感=症状]を持っているからこそ、整体を検討したり、このコラムもお読みいただいているのだと思います。
今回は
「身体が変わる」=元に戻ることなく、新しい状態や習慣に変わっていく
という意味でを取り上げていきたいと思います。
[痛みや違和感(症状)]が取れる、解消される
段階というのは、整体などでも比較的右肩上がりに状態が変わっていくことも多いですが、
その分また元の状態に戻ってしまうこともよくあります。
どうしてそうなってしまうのかと言えば、それは生命というのが
[安定を好み、変化を嫌う]特徴があるからです。
痛みや違和感などの症状に限らず、
姿勢や身体の使い方などの身体の運動機能や生活習慣に至るまで
気になってもなかなか変わりづらいのは、
例え、それが間違った習慣や状態だとしても、
それを変えたくない(と思っている)自分もしっかり存在しているからです。
だから、本当の意味で
「身体が変わる」=元に戻ることなく、新しい状態や習慣に変わっていく
ためには、
身体の中の[変えたいけど・変えたくない]
という矛盾を整理することがとても大事になってきます。
身体の中で矛盾の整理ができた場合の[身体の変わり方]は
どちらかというと右肩上がりに緩やかに変わるというよりも、
まるで階段を一段のぼるようにガラッと、ガクンッというような変化の仕方で現れます。
以前、太ももにお肉が付いてしまって足の太さが気になっている方がいました。
普通に生活しているだけなのに…何をしてもお肉が落ちない
本人は気付いていないけれど、
必要以上に太ももを使う使い方が”常識”になってしまっていたからでした。
これでは立っているだけで人より2倍も3倍も筋力を使ってしまいます。
この方の場合は、[つま先優位]と[股関節の使い方]を見直すことで
足の軸の感覚がしっかりしたら、
途端に2週間くらいで余計な筋肉が削げ、ガラッと一回り細くなってしまいました。
①頭で納得・理解する
②足の使い方・感覚を意識的に変えていく
こんなプロセスの中で頭も身体も納得して落し込んでしまうと
とても不思議ですが、[身体が変わる]時はこんなふうにガラッと変化していきます。
更年期などの身体の不調に悩む方も多いですよね。
整体では、更年期を身体の中に溜まってしまった老廃物を処理する時期と捉えたりします。
若いうちは無理な生活で老廃物がたくさん出ても
代謝が高いので何とか処理できていたのです。
でも、それでは無理が利かずに立ち行かなくなって、
代謝のレベルが一段階ガクンッと落ちてしまうのが更年期という訳です。
だから、突然今までのバランスが崩れてしまうんですね。
更年期には生活習慣をしっかり見直して変わっていくことが必要です。
こんなふうに[身体が変わる]時というのは比較的ガラッと変わっていきます。
慢性化した腰痛や肩こりが元に戻りやすいのも、
同じようにこうした矛盾が存在し続けることが大きな理由です。
身体の中の矛盾を整理するためには、自分としっかり向きあうことが必要なので、
少し面倒だったり、分かってくるまでは苦痛に感じるかもしれません。
でも、こんな変化は戻りづらく・しっかりと人生の財産になります!
是非、自分の身体に積極的に参加して、矛盾のない身体の見直しをしたいものですね!!