少し違った筋肉の見方

筋組織は身体が動くために必要な動力を生み出す重要な組織です。筋肉は大小・長短合わせておよそ600程度の名前が付けられています。骨が200程度ですからその多さは一目瞭然です。

筋肉は全身に存在していますが、その特徴によって既にいろいろな分類がなされています。主な分類を書きますが、分かりづらければとばしてください。

  • 分類1 骨格筋と内蔵筋

→骨格に付随して姿勢・運動に貢献するものと、そうではなく消化・呼吸などの内的活動に関わるもの

  • 分類2 横紋筋(多核・横紋・骨格運動に関与する)と平滑筋(単核・横紋なし・消化管や血管運動関与する)と心筋(単核・横紋・心臓の運動に関与する)

→細胞核の数、横紋の有無、活動特性の違いによって分類

  • 分類3 随意筋と不随意筋

→自分の意志でコントロールできるか、そうでないか

  • 分類4 赤筋(ゆっくりとした持続的な運動・ミオグロビンやミトコンドリアが豊富)と白筋(瞬発的な運動、疲れやすい・解糖系中心でエネルギー効率は低い)

→筋肉活動特性

 

これらの分類は主に活動特性によって区分されています。

これらの区分を使うことで、例えば、消化管を動かしている筋肉というのは、内蔵筋・平滑筋・不随意筋・赤筋の特徴を持つために、持続的な休むことのない内蔵の運動に関与していて、意識しなくても働いてくれる、エネルギー効率の良い筋肉で出来ているんだ、ということが分かります。

 

例えば、臀部(おしり)の筋肉は骨格筋・横紋筋・随意筋・白筋が多いという特徴から、自分の意識で自由に使えて瞬発性が高い使い方ができるけれど、使うことで疲れやすい筋肉なんだと分かります。

 

これらの筋肉分類は筋肉自体の特性を理解するためにはとても大事です。

 

もう少し広く視野をとって見てみます。

筋肉の運動をコントロールするのは神経です。

神経は中枢神経で統御されていますが、ここでは簡単に中枢神経=脳とします。

また分かりやすいように脳の外側→大脳皮質と脳の内側→脳幹・間脳に分けてみます。

 

骨格筋を自由に動かすための、いわゆる運動神経は脳の外側→大脳皮質から出発して、筋肉へ繋がって指令を伝えます。

これらの外側→大脳皮質からの指令は意思と密接に繋がっていて、意識的にコントロールできます。

一方骨格の近くにある骨格の安定性のために働く筋肉の指令は脳の内側の領域を経由して無意識的にコントロールされています。

 

内蔵筋を動かすための神経は副交感神経です。

これは脳の内側→脳幹・間脳のほうから出てきます。

内蔵は外部環境から必要なものを取り入れて血液を造るために常に働く必要があります。これらの内側→脳幹・間脳からの指令は穏やかで継続的なコントロールを無意識的に行っています。

副交感神経とシーソーのように逆の働きをすると言われている交感神経は、背骨伝いにまでとても広く分布しています。

 

ざっくりと大枠で見てみた場合、筋肉を動かす神経(脳)は内側から外側に向け

  • 無意識(不随意)⇄意識(随意)
  • 穏やかで持続的な活動⇄意識的でメリハリのある活動
  • 血液を造る・コントロールする⇄血液を使って動く

というようなグラデーションを描いていることが分かります。

これは内側にあるほど発生起源が古く、”生きる”ために必要な機能をコントロールしているからです。

 

身体の筋肉組織も同じように内側から外側にグラデーションを描いています。

内側にある筋肉はいわゆるインナーマッスルと呼ばれます。

これは骨に近い場所に存在しています。

骨は動物が動くための軸として機能しているので、その軸となる骨、そして関節の安定性を維持するための機能がメインとなります。

この機能は姿勢の維持にも必要なので、無意識的に持続的に働いています。ちなみにその内側にはより支持力が強い靭帯という組織もあります。

 

外側にあって体表からさわれるような筋肉はアウターマッスルといわれます。

外側の筋肉はダイナミックに動くための瞬発的で爆発的な運動を意識的に行います。

一般的な筋トレで筋肉を大きくする対象になるのはこの外側の筋肉です。

 

このグラデーションをイメージして身体をみると

  • 外側→大脳皮質・新皮質→アウターマッスル→運動・意識
  • 内側→脳幹・間脳→インナーマッスル→内臓・運動の安定性・無意識

という特徴が筋肉にも出てきます。

 

例えば内臓という内側の機能に不調があると、それに関連した深いところにある筋肉は硬直します。

そしてそれを補うために外側まで硬直してきます。

また意識が強くて、外側の筋肉が優位になりすぎると、内側で安定性が確保できずに内側にまで硬直が出てきます。

考え方や感情などの脳(神経)などの状態も筋肉に出てくるのです。

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