自律神経と聞くと
”いきなり”精神的な問題と思っている方も多いかもしれません。
自律神経は内臓や血管の”筋肉”に指令をおくるシステムです。
自律神経系が内臓や血管の”筋肉”を働かせて
消化吸収をしながらいい血液を作って、
血液を身体のどこに送るのかということをコントロールしてくれています。
自律神経系には緊張性の交感神経と
リラックス性の副交感神経があります。
緊張性の交感神経系は活動したり頭脳労働などをできるように
身体の”外側”に血液を送るように働きます。
リラックス性の副交感神経系は活動が抑えられて身体がリラックスしやすくなります。
脳でも”外側”に発達した人間らしい脳の部分が働きが抑えられてリラックスしやすくなります。
いい血液を作ったり、
使った血液の老廃物を捨ててきれいにできるのは身体の”内側”にある内臓のお仕事です。
自律神経系は緊張とリラックスのバランスで
血液をどこに送って使って活動をするかをコントロールしてくれています。
自律神経系が緊張の時間が長くなると
人間らしい脳や身体の外側に血液が優先的に使われ続けて
内臓で血液をきれいにしたり、そもそも内臓の働きが抑えられてしまいます。
そうなると結局、いい質の血液が維持できなくなってしまって
余計に身体としても精神的にも苦しくなってきてしまいます。
自律神経系がリラックスできる時間や質でいられると
内臓で血液がきれいにできて内臓も活動すやすくなります。
また余計に身体の外側で血液を過剰に使い込んで血液を汚すことも減ってきます。
そうすると心身ともにゆとりが出てくるようになります。
基礎代謝のベースになるのがこの内臓主導の”生きるための”活動です。
自律神経系のバランスを内臓と血管と一緒に見直してあげることで
・内臓が入っている”胴体”の部分=体幹もしっかりしてくる
・頭のスイッチがOFFにしやすくなって精神的にも安定してくる
身体の内側から全身的な大きな変化が促してあげたいですね。
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