正座で膝は壊れない!!

今回のテーマは『正座という座り方』です。

 

よく正座をすると膝が壊れるとか変形するという話を聞きませんか?

これって本当でしょうか?

もしこれが本当なら、日本人というのはどうしてこんな過酷な座り方を大事にしてきたのでしょうか?

いきなり「はてな?」を連発してしまいましたね笑

 

私は、逆に正座を推奨しています。

もちろん現在、膝が痛くて可動制限があるとか、変形が激しく見られる方は様子を見てですが…

 

どうして、当院では正座を推奨するのか?

それは、「正座で膝は壊れない!!」からです。

 

それどころか正しく正座を理解して生活に取り入れられると、いろいろなメリットがあります。

姿勢も歩き方も、腰痛や肩こりなんかの辛さにも大きく”好”影響が出ます!!

 

「正しい」正座から見込めるメリットを挙げてみます。

①腰が強くなる

そもそも正しい正座をするには腰のチカラが必要になります。

腰が強い人ほど、足腰をしっかり折り畳む柔軟性があります。

 

②座るための骨「座骨」の位置感覚が飛躍的に高まる

正しい正座は「座骨」でしっかり座るというシンプルな感覚が養われます。

座骨(お尻)にしっかり身体を預けると、身体の重さが膝に掛からなくなります。

 

③背骨もしくはその近くを通る身体の軸がしっかりする

座骨は骨盤の一部なので、正しい正座は骨盤の自然な矯正にもなります。

そして骨盤は背骨の土台なので、しっかり座ると体幹・体軸がしっかりします。

 

身体を変えるためのコツは、ちょっとした身体の「きまり」を身につけることです。

 

では、逆に膝を壊す正座とは何が違うのでしょうか?

特徴①膝だけが過剰に折り畳む負担を被っている

足首や股関節、腰がしっかり折り畳めない状態だと、自然と膝だけが無理な折り畳まれ方をしてしまう。

特徴②身体の重さが膝に掛かる

身体が前傾もしくは猫背になって本当は「座骨」に乗る重さが、膝に乗ってしまっている。

 

これでもわかる通り、膝に違和感や痛みが出る人に共通する問題点は

膝が身体の動きと身体の支えの両方で主役になってしまっている

ということです。

 

最近はいろいろな骨盤に効く!!というイスや矯正グッズがあります。

「モノ」を使ったものは「モノ」がなくなった途端ダメ…ということがよくあります。

 

一生の財産になる「腰の強さ」はお金では買えません!!

そして正座は日本人の「腰の強さ」、そして「心の表れ」でもあると思います。

 

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