今回のテーマは『感覚を高める!!』です。
私たちは知らず知らずのうちに環境の中で
本当は自分の中にある”感覚”を失いやすくなってしまっています。
私たちが今生活している環境は、
コンクリートに囲まれ、アスファルトが敷かれた場所が多くて
そして
便利なテレビや電子レンジなどの電化製品にあふれて、
移動も車や飛行機などがあって、歩く必要もなくなっています。
自然の環境では、たくさんの草木、動物、昆虫が共存していて
いろいろな関係性の中でバランスと調和がとれて多様性がありますよね。
私は長野県で生まれ育ったので、
人間なんて自然の中ではちっぽけで、自然には勝てないという
イメージが常にどこかにあります。
小さい頃には、凍った湖の上でスケートしてましたからね笑
異常に寒かったです。。。
でもそれでも東京で生活していると、
本当に便利だなー、なんでも揃ってるなーと感心しますし、
そんなことも忘れがちになります。
こんな人間のために意識的に作り上げられた環境は、
人間の最大の特徴である”大脳”を使って、人間が生きるためのよりよい環境。
だからこそ、
意識的に作り上げられた環境で生きていると
自然と”大脳”を使って生きやすい環境になっています。
そしてそこには、
電磁波や大気汚染、放射能、化学物質などたくさん不利益も渦巻いています。
”大脳”を使って生きていると、
→身体の外の世界へ強く意識や感心が向かいやすくなります。
→考え方や感じ方がひとつの方向や角度に固定されやすくなります。
→”大脳”への血流が増えて、頭を中心に生きるようになります。
この傾向が強くなってくると、
頭がずっと働き続けて、自律神経も高ぶったままになりやすくなって
眠りが浅いとか、疲れが取れずらいといった感じが出てきたり、
精神的な不調も多くなってきます。
また
意識が身体の外側に向かっているので、
自分の身体の中の情報がうまく脳に吸い上げられなくなって
自分の身体の中がどうなっているのか感覚がなくなってきます。
こうなってくると
自分の身体なのに、どんどん鈍感になってしまいます。
例えば、
身体の中で病気が起こってきても重大になるまで気がつかなかったり
自分ではしっかり動いているつもりでも、ある部分だけに動きの負担をかけてしまったり
身体が壊れていく要因になりやすくなります。
生きてるだけでそうなっちゃうんじゃ、しょうがないじゃん、、、
と思ってしまいがちですが、、、
ただ、ここで言いたいのは、
『鈍感になってしまっているだけで、もともと誰にでもちゃんと自分の中に”感覚”はある』
ということ。
だから、自分の中にある”感覚”を磨こう!!
”感覚”を磨く=本来あるものに気づけるようになる
例えば、私事ですが、
セミナーに参加して『一次呼吸』という概念を知り、”感覚”できるようになったんです。
肺が膨らんで⇄萎んで行われているのが『二次呼吸』です。
お母さんのお腹から出てきてから始まりますよね。
『一次呼吸』というのは、生命誕生の瞬間から始まると言われる
体全体が二次呼吸よりゆっくり、もっとダイナミックに繰り返している
膨らんで⇄萎んでのリズムです。
すると不思議ですが、『一次呼吸』のリズムを”感覚”しながら触っているだけで、
驚くほど身体が自然と緩んでいくんです!!
”感覚”できると、それに対して自然と共鳴したり、適応が起こってくるんですね!
自分の身体の中も、頭の中も同じです。
ゲームをしていると”大脳”が喜んでいます。
するとゲームをしやすいように目は画面に近づいて、
手先を使いやすいように身体は丸まっていきます。
でも、
重力を”感覚”できるようにしてあげると
それに自然と適応しようとして姿勢は良くなっていきます。
”大脳”は美味しいものをたらふく食べたいんです。
すると、胃腸の消化吸収能力以上にたくさん食べて、デザートは別腹です笑
でも、少し胃の膨らみ方に意識を落として食べてみるだけで、
自然と満腹がわかって食事の量は適量で収まるようになっていきます。
”大脳”を使った考えることから少し離れて、
”感覚”=感じることに世界を少しシフトしてみると、
自分の身体のことを自分で感じられるというのは、
安心感も生まれますし、何より自分の身体が楽しめるようになります!
日常生活も健康も、感じられることがだいぶ変わってきます。
関連記事