肩や首のコリや違和感、頭痛はやはり多くの方が悩んでいる問題ですよね。
肩や首のこうした症状を引き起こす大きな要因はやはり『パソコン』『ゲーム』『デスクワーク』。
『パソコン』や『ゲーム』のなにが問題なのかと言えば、特に
- 目を酷使すること
情報の大部分を目から受ける私たちの目は、酷使することで直接脳の疲労に直結します。
- 手先を酷使すること
手先を非常に高度に使うために、私たちの脳の大領域が手先のコントロールに関与している。
つまり目と手先に過剰に意識が集中する現代のシステムは、
目や手先だけでなく、脳への血液の過剰供給と脳の過剰労働を引き起こします。
血液が常に最優先に常に向かうことで、脳はさらに一人歩きして思考や妄想などを続けます。
こんな状態のとき、『後頭骨(部)は落ちて』くるのです。
皆さんは『後頭骨(部)が落ちている』ってイメージ湧きますか?
後頭部には首や肩に繋がる筋肉がたくさん付いています。
だから
『後頭部が落ちる』=『首や肩の筋肉が緊張して下に引っ張っている』
ということが起こっています。
これが首の緊張や硬直であり、肩甲骨は上に引き上げられたままロックしてしまいます。
なるほど、目が疲れた時はやはり頭と首の付け根と肩口の硬直・硬結が確認されます。
機能面からも後頭骨(部)の重要性は際立ちます。
後頭骨(部)の内側には”生きる”ための機能が集合した脳幹や自律神経の中枢があります。
そして脊髄が通る大後頭孔や頚静脈や自律神経が通る頚静脈孔などの”孔”があります。
だから
『後頭骨(部)が落ちる』=『脳幹や自律神経が緊張に傾く』
そして
『後頭骨(部)の位置がズレる』=『神経や血管が通る”孔”が狭くなる・通れなくなる』
これが、緊張が抜けない体質を産み、内臓が働けない身体の大きな要因になります。
実は、あまり言われないことですが
『骨盤の歪みを引き起こす』『皮膚が緊張して排他的・利己的になる』
などの大きな誘因でもあります。
施術をしていると最近はかなりの人が『後頭骨(部)が落ちて』います。
肩こりや頭痛に悩んでいるだけでなく、自律神経やホルモンのバランスが崩れてしまっている人がいかに多いのかが分かります。
後頭骨(部)を調整するとリラックスが促されて呼吸が深くなってくるのがわかるはずです!!
肩こりや頭痛に悩む人、デスクワーク、ストレスが強い人はしっかりチェックしたい場所になります。
次回、少しそのポイントを挙げてみたいと思います。