今回のテーマは『左肩に感じる違和感』についてです。
先日、お客様からご質問をいただいたのですが、
今の時期は寒暖の差もあって心臓の不調を感じる方も多い時期ですので、
シェアしてきたいと思います。
左の肩から胸にかけての痛みは、
「心臓の負担」と「消化器系、特に胃の影響」が大きく反映されると言われています。
どんなことが心臓の負担になるの?と思うかもしれませんね。
心臓の負担になる要因としては、、、
1血液を循環させる力が弱い
2血液自体が粘性が高い
ということが大きなファクターとして挙げられます。
心臓というのは、そもそもは海の中で生活している時に、
鰓(えら)呼吸を中心にして
全身に血液を循環させるポンプとして存在していたといわれています。
でも、
海から上陸を果たして、その役割は変化を余儀なくされています。
上陸とともに私たちの体には海の中で得られた《浮力》がなくなってしまい、
代わりに《重力》を受けるようになりました。
血液は、《重力》の影響を受けてどんどん下に下に下がっていきます、
釣りをされているとよくわかるかもしれませんが、
魚を釣り上げるとバタバタと暴れますよね。
あれは、”振り切って逃げたい”という行動と共に、
”身体の筋肉の伸縮(ポンプ)を使って、血液を回す”ためだそうです。
私たちの心臓はそれだけで血液を全身に送るほどの力がないので、
身体の他の力を借りて血液循環のシステムを成り立たせています。
現在の心臓の役割として大きいのは”生命のリズム”を刻むということです。
じゃあ、血液循環を生み出す力になるのはなに??
これが「呼吸」による肺が伸縮する力(ポンプ)と
「消化器」の蠕動運動で伸縮する力(ポンプ)です。
足首の動き(ふくらはぎの筋肉の伸縮)が第二の心臓とも言われていますが、
残念ながら運動筋は寝てしまったら、使い物になりませんよね、、、
呼吸で特に注目したいのは「横隔膜」です。
でも実は、、
横隔膜は胃と一部くっついているので、
食べ過ぎたりして胃が疲弊すると横隔膜の働きの足を引っ張ります。
こうやって簡単に観てみても、
心臓に負担をかけるのに消化器系がとても影響しているんですね。
血液自体がドロドロになるのも、内臓の浄化するチカラが働きずらいからです。
だから、
自律神経が安定して内臓のポンプがしっかりして、
足なんかが浮腫まなくなってくると、、、
心臓の負担はもとより、左肩の辛さや違和感もポジティブな変化が出てくるものと思います。
ちなみに、左肘というのは胃と同じ高さにあります。
なので、
胃の不調で崩れたバランスを立て直そうと左肘のあたりに力みや歪みが出やすくなる
と言われています。
こう言ったことからも少なからず消化器系からの影響がありそうですね。
だから、やっぱり食べ過ぎにはご注意ですよ!!笑
実際には、肩周辺に根強い違和感や不調を感じる方は、
身体の左右のバランスが大きく狂ってしまっていることが多いです。
しっかりケアして、自律神経や内臓の働きを見直してあげてくださいね。