『膝下の捻れ』から見えるもの

下肢の痛みや違和感にもいろいろなモノがありますね。

最近伺ったものでは

  • 陸上をやっていてシンスプリントに悩んでいる
  • 外くるぶし周辺の皮膚の黒ずみが気になる
  • 外反母趾が気になる

などの悩みなどがありました。

シンスプリントというのは過度な刺激で骨膜に炎症がおこって、すねの内側や奥の方が痛くなる障害です。

”骨”というと一見しょうがないと思うかもしれませんが、

そもそも使い方や構造的な問題を孕んでいる場合が多いと感じます。

これらの足の悩みに共通した構造的な問題は『膝下の捻れ』です。

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これは、以前のコラムで『つま先優位』という特徴で紹介したものと根は同じです。

今回は、この『膝下の捻れ』について構造的に考えてみたいと思います。

 

まずは少し身体を動かしてみましょう。

イスでも床でも良いので座ります。

足首をできるだけ”伸ばして”いきます。もっともっと伸ばせるだけ伸ばしてみます。

”伸ばす”というのは、つま先が突き出る方向です。

専門用語では『底屈』という動作になります。

すると足先は内側を向いて外くるぶしの辺りが外側に残りますね。

2013-08-06 10.30 のイメージ 2013-08-06 10.35 のイメージ

今度は、逆に足首をできるだけ”曲げて”いきます。

足趾(ゆび)を反らすようにしてもっともっと曲がられるだけ曲げてみてください。

”曲げる”というのは、踵が突き出る方向です。

こちらの動作は『背屈』といいます。

すると指を動かす腱が浮き出て、足先は少し外側を向いてくると思います。

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つまり足首の動きには捻れが自然と連動してきます。

  • 『底屈』=『内側に捻れる』…これはつま先優位の形
  • 『背屈』=『外側に捻れる』…これは踵優位の形

どちらに偏ってもダメなのですが、現在は多くの人が『底屈』優位になっているのです。

 

これが当たり前になると『捻れ』が足首の形に反映されてきます。

特に『底屈』優位の場合は

  1. 内くるぶしが『前』に、外くるぶしが『後ろ』に歪む
  2. 外くるぶしを作る『腓骨』が下に落ちてくる

これで構造的な足首の『捻れ』の完成です。

 

この形は『外反母趾』『外くるぶし周辺の黒ずみ』『足趾(ゆび)の付け根の皮膚の硬化』

などの大きな要因になります。

寝ている時に足首から足が内側に倒れる人はとてもこの構造が強いです。

『捻挫』もこの構造から起こりやすくなります。

 

構造が決まるということはよく使われる筋肉も決まっています。

『底屈』優位に連動しやすい代表的な筋肉は

  • 底屈筋としては後脛骨筋
  • 背屈筋としては前頸骨筋

いずれの筋肉も働くと足首を内側に捻るように働く特徴があります。

なるほどこの筋肉はシンスプリントの問題でもよく取り上げられています。

 

運動をやっている人もそうでない人も、

このポイントは動きの質や循環に大きなインパクトがあります。

この構造と筋肉の『優位性』をいかに崩すか!!

ここに『膝下の捻れ』を変えていくポイントがあります。

 

次回は体操も含めてもう少し考えていきます。

 

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