最近は命を落とす3人に1人が血管の病気とも言われている時代になりました。
血管は血液を運ぶ”道”です。
血管は一度『老化』したら元に戻らないとか
『老化』は血管から始まると言われてきました。
でも、血管も他の身体の部分と同じ。
生きている以上は、新陳代謝をします。
古くなったりダメになった細胞は破壊されて、新しい細胞に作り替えが行なわれています。
どうして『血管は一度老化したら、元に戻らない』といわれるのでしょうか?
血管はそもそも血液が流れる力が物理的な刺激となって血管としてしっかり作られます。
”道”は、必要だから作られるというのが大前提。
『血液循環』本当によく使われる言葉ですが、とても大事なんです!!
血液が流れるエネルギーが血管を作る力を引き出します。
血管は常に血液と接しています。
血液は身体中の代謝に必要な栄養と老廃物を運搬しています。
血管を作り替えのための栄養と老廃物の運搬も同じです。
だから、血管は血液の質が悪いと
- 接触していることからくる物理的なダメージ
- 物質循環の滞りからくる新陳代謝不足
のダブルパンチで老化が進みやすいと考えられます。
例えば、側溝やパイプに”油”のような粘度の高い液体を流したらどうなるでしょうか?
粘度の高い液体は側溝やパイプの内側にベッタリとへばりつきます。
少なくともへばりつかないまでも内壁の近くでは抵抗がかかって流れが遅くなります。
細いパイプであれば、これだけで詰まってしまいますよね。
例えば、側溝やパイプに泥水を流したらどうなるでしょうか?
泥水に含まれている泥の粒子は時間と共に沈殿して側溝やパイプに残ります。
特に泥の粒子が堆積するのはカーブしていたり、細くなる場所。
老廃物が多い血液は血管の内壁に老廃物が堆積しやすくなります。
これは血管のプラークや炎症を引き起こしやすくなります。
血管の伸縮は自律神経がコントロールしています。
自律神経は身体の緊張とリラックスのバランス。
緊張状態では筋肉などの外側の組織に血液を運びやすいように血管の伸縮もコントロールされます。
つまり緊張やリラックス(弛緩)の状態に慢性的な偏りがあると血管は伸縮性が低下します。
使わないものは劣化が進んで…
血管が硬化しやすい状態が生まれます。
『血管は一度老化したら、元に戻らない』…
様々な要素が折り重なって血管には『老化』が真っ先に表れます。
- 血液が循環することが血管を作るエネルギーになること【血液循環】
- 血液自体の質が血管の質になること【血液の質・瘀血】
- 身体の緊張やリラックスをコントロールする自律神経が血管の伸縮力になること【自律神経】
血管を取り巻くポイントは、現在の私たちが課題としているものばかり…
血管も若返る!!
というか血管が必要以上に『老化』してしまう理由がわかるきがしませんか?