今回のテーマは『踵(かかと)の簡単な調整法』です。
少し前に、《踵(かかと)の歪み》についてコラムを書きました。
その時に簡単な調整法をご紹介すると書いていたのですが、、、
完全に忘れていました…(笑)
お読みいただいた方からご指摘をいただき
読み返してみたら、確かに書いてました!!(笑)
お待ちしていらっしゃった方がいるようなら、申し訳ありませんでした!
ということで、この前のコラムをお読みになりたい方はこちらからどうぞ!
▶︎▶︎▶︎踵(かかと)が歪むと、身体の一番の土台が揺らぐ。
さて、このコラムでも少し触れたように
踵(かかと)を作る「踵骨(しょうこつ)」は、
「足首」をつくる「距骨」を上に乗せている構造
になっています。
踵骨グループ
→踵(かかと)骨には足の小指(第5趾)と薬指(第4趾)が繋がっている
距骨グループ
→距骨には足の母指(第1趾)・人差し指(第2趾)・中指(第3趾)が繋がっている
実は、足というのは
踵骨グループと距骨グループの2層構造になっているんです!!
足の指と言ったら一並びに5本並んでいるもの
と思っていませんでしたか??
踵骨に外側の足の指2本が繋がって外側のアーチを作り、
この上に、
内側の足の指3本が繋がって内側のアーチを作る距骨が乗ってきます。
『踵(かかと)のゆがみ』というのは
この2階層の構造が上手に上下に乗らなくなってしまっている
という状態と見ることができます。
足の指もこの2層構造に繋がっていますので、
足先にも当然いろいろな影響が出てくることも想像できますよね。
踵(かかと)を調整するためには、
踵骨の真上に距骨がしっかり乗るように調整するということなのですが、、、
上で見てきたように、
足の指までこの2層構造は繋がっているので、
足全体の2層構造をイメージするとより効果的に調整できます。
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それでは、踵(かかと)の簡単な調整方法をご紹介します。
片膝立ちになります。
その際に立てている方の足が調整する足になります。
①内くるぶし、外くるぶしのおよそ1cm下にある
踵骨と距骨の関節部を内外側から挟むように押さえます。
(特に骨が飛び出しているような感じがする場所や
押して痛みがある場所はしっかりと押さえてください)
②足の内側でやや飛び出した骨【舟状骨】と
足の外側でやや飛び出した骨【立方骨】とを近ずけるように挟んで押さえます。
この2つのポイントでホールドすることで、
足の2層構造がしっかり上下に乗るようにセッティングします。
③手を緩めないようにして足首の屈伸運動を行います。
その時に以下の点に注意してみてください。
・身体の重さをある程度かけた状態で
踵が床につく⇄つま先立ちになって足首が伸びきるところまでしっかり動かす。
・踵が内側・外側にぶれて動かないように
下腿(すね・ふくらはぎの部分)を左右に倒さずに操作する
身体の関節というのは重力を受けることで、しっかり動くようになっています。
今回の調整は、
踵がしっかりと重力を受けやすいように手でホールドする
その状態で動かすことで、自然とあるべき骨格の構造に導いていく
という方法です。
なので無理やりギュッと押し込むように強くホールドする必要はありません。
特に、
捻挫グセや足首が硬い、偏平足、外反母趾などのカタチの問題
冷え性やむくみなどの循環不良の方などは
継続することで自然と調整されていきますので是非やってみてください!!