内臓は手足と一緒に生きている!

お正月明けで体調を崩している人も多いこの時期。

この時期には内臓(消化器系)の過労からくる腰痛や、

場合によってはぎっくり腰になってしまう人も多いので、注意して下さいね。

 

特に年末年始に食べ過ぎ・飲み過ぎたなぁ…

と思い当たる人は、食事量と水分量を押さえて、お腹を休ませてあげてください。

今回のテーマは『内臓と手足の関係』です。

 

先日、こんなことがありました。

昨年出産した、まだ2ヶ月ほどの女の子の赤ちゃんが、

『自力でうんちを出せず(便秘)、綿棒で浣腸して、強制的に出してあげている』

らしく、見ていても辛そうでなんとかしてあげたい…と、相談を受けました。

 

実際、赤ちゃんを見させてもらったのですが、

手足をあまり動かさないのがとても気になりました

 

試しに、

出来るだけ起きている時は、寒くないようにしてあげた上で

1.お布団を掛けないで、手足が動きやすいようにしてあげること

2.赤ちゃんの足の曲げ伸ばしを、足を軽く掴んで誘導してあげること

の2点をやってもらうようにお願いしました。

 

すると、、、2日後、、、

「大量のうんちを自力で排泄してくれました〜!!」

と喜びの声が!!(喜)

 

『身体って凄いなー』と、

改めて自然の理を感じ入りました。

身体のきまりにちょっと沿うだけで劇的に身体の本当のチカラが発動するんですね!!

 

私たちの手足は、魚の鰭(ひれ)から進化してきているのですが、

鰭(ひれ)のそもそもの存在理由は血液の循環をスムースにする補助機能でした。

それによって鰓(えら)呼吸や消化を滞りなく行なう助けとなるのです。

 

そんなルーツを辿っていくと、私たちの手足が未だに

移動手段や道具を使うための運動器という存在意義を超えて、

内臓の働き、そして血液の循環に大きく関わっていることが分かります。

 

特に、赤ちゃんの場合は、未発達の成長過程にあるので、

手足の動きがとれずにいると、命に関わることもあると言われるくらいです。

 

じゃあ、翻って私たち大人はどうでしょう?

 

程度は多少違ったとしてもやっぱり同じです。

社会が便利になればなるほど、歩く機会が減り、パソコンが幅を利かせ、

手足の動きの量と質が低下します。

 

これが、肩こりや腰痛などの表面的な不調だけではなくて、

→特に足の動きの量と質が低下すると、消化器系の病気や不調が増えます。

→同じように、足の動きの量と質が低下すると、泌尿器や生殖器系の病気や不調が増えます。

→特に手の動きの量と質が低下すると、呼吸器系の病気や不調が増えます

→血液の循環が弱くなり冷え性や脈管系の病気や不調が増えます。

 

こう考えてみると、日常の生活の質が内臓の不調につながっていることが

よくわかってきますよね?

 

私たちの手足は、ただの運動器じゃあ、ないんです。

 

内臓をもっと活性化させたい!!

血液循環をもっと良くしたい!!

と思ったら、動物として動きの”質”と”量”をしっかり見直すことで

自然と今よりその活力は取りもどすことができます。

 

今回の出来事から改めて、そう確信することができました。

 

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