前回のコラム『姿勢は【重力】を先生にした独学!!』でも書いたように【重力】で関節が圧縮されるように使うことが大事です。
今回のテーマは『関節の感覚を高める方法』です。
関節は骨と骨の繋がる部分なので、下の骨の真上に上の骨がしっかり乗る。
別の言い方をすれば
トルクが最小限になるように骨をレイアウトする。
筋肉がなるべく働かなくていいように骨をレイアウトする。
ことが肝要です。
その大きなポイントは【脱力】!!
脱力は筋肉の緊張を解く、ひいてはその指令を出す脳の緊張を解くことです。
【脱力】なんて簡単だ!!と思っていませんか?
皆さんも全身の力を抜いてみてください。
どこかに力みが残っていませんか??
まず【力んでいる】こと自体が感覚できないかもしれません。
実は、『力』って、抜いているつもりでもなかなか抜けないものなのです。
寝てもなかなか疲れが取れないとか眠りの質が悪いと感じる方。
【脱力】できていない典型的な人です。
【脱力】どころか、【力んだまま】寝ようとしています。
『力み』は、何かに抵抗している証拠です。
【力み】が抜けない場合は、直接関節に意識を集中することで抜けやすくなります。
さて、今回は足首の感覚です。
足首の感覚がつかめると『地面と仲良くなる』感覚がつかみやすくなります。
これは”立つ”基本になる感覚です。
方法は簡単!!
なので、イメージを膨らませて、足首で重力を感じてください。
【足首の感覚を高める方法】
1.手で円を作ります。
その真ん中に意識を集中します。
2.足首を手で囲みます。
手で囲んだ中心が足首の中心です。
手で囲んだ中心に身体の重さがかかるようにイメージします。
3.前後・左右に動かしながら、手で囲んだ中心に重さがかかることを意識して感覚します。
足首の関節は中心に重さがしっかり落ちることで、身体を無理なく支える構造になります。
イメージをしっかりもって感じていると、何となく自分の重さがどこに落ちているのか、分かるようになってきます。
この”何となく”というのが【感覚】です!!
分かってきたら、手を離します。
慣れてきたら、【立つ】【歩く】にも足首の中心に身体の重さがかかる感覚を感じてみてください。
方法は簡単ですよね!?
力を抜いて、足首の中心に身体を預けるようにしてみてください。
【地面と仲良くなる】感覚を磨きましょう!!