”頭の使いすぎ”は肝臓が疲れる…

今回のテーマは『頭と肝臓は一緒に疲れる』です。

 

身体のいろいろな悩みや不調を観ていると

今を生きる私たちは、特に

”頭の使いすぎ”から全身にものすごく不利益を生じていると痛感します。

 

・人に気を使う、ストレスを感じている方

・頭脳労働やパソコン仕事で目や頭を酷使する方

・夜になっても、頭がシャットダウンせずに眠りが浅い方

 

こんなことに当てはまるという方は、

知らない間に肝臓を酷使し続けることで身体が不調に陥りやすくなります。

 

肝臓が疲れる理由は”お酒”の影響だと多くの人が考えますが、

実は、 ”頭の使いすぎ”の方が圧倒的にそのウエイトを占めているはずです

 

どうして頭から肝臓??

と思うかもしれませんね。

 

肝臓とてもはたくさんの重要な働きをしてくれていますが、

その中でも特に”頭の使いすぎ”に関連して着目する働きは、

肝臓が”血液にどれくらいの糖(エネルギー源)を乗せるのか”を管理してくれている点です。

 

私たち人間の頭には、動物の中でも一番進化した脳が入っていて、

その脳のおかげで人間らしい創造的な活動ができます。

 

でも、後から進化した機能ほど高度でありながら、

エネルギー源として糖質を欲しがる傾向があります。

 

それは、「糖質が一番エネルギーを取り出しやすい」からです。

 

脳はその代表選手なので、

”頭の使いすぎ”は脳がグルグル回転しながら

「糖質でエネルギーをくれー」と常に要求してきます。

 

肝臓はこの要求に頑張って応え続けるので、知らぬ間にヘトヘトに疲れてしまうのです。

 

ちなみに目は東洋医学では肝臓ととても深い関連性があると言われます。

私たちは目からの情報にかなり頼っていることからも、

こんな頭と肝臓の関連性はかなり深いということが想像できますよね。

 

運動やスポーツをしたら、筋肉が疲労して休みたくなりますよね。

でもゲームは熱中したら、夜な夜な元気にできてしまいませんか?

 

脳は刺激が大好きで、疲れ知らずに刺激を求めてグルグル回転し続けることができます。

肝臓はそんな脳の要求に応え続けて働き続けます…

 

するとどうなるでしょうか?

 

・自律神経が緊張に傾いたままになる

→不眠・内臓の活動↓・血液循環↓・呼吸が浅くなる・イライラする

・血糖が高くなりやすく血液がドロドロになる

   →血液が汚れる・老廃物がたまる・腎臓が疲れる

・頭と肝臓が自分の代謝熱で熱くなる

→頭痛・頭がぼーっとする・身体がカーっと熱くなる・身体の芯は冷えやすくなる

・肩甲骨が上に持ち上がる

→猫背・肩こり・顎が前に出る

・右半身のバランスが悪くなる

→立っていても座っていても倍疲れる・身体が右に傾く

 

こんなことが連動して起こりやすくなります。

 

頭痛や肩こりなどの不調はもちろん、

姿勢やゆがみなどのカタチの問題身体のだるさ、

疲れ内臓の不調などの不定愁訴までも引き起こされてきます。

 

今の社会は知らぬ間に”頭”をとても酷使してしまいがちです。

 

身体を変えていく・良くしていく場合にも、

”頭の使いすぎ”の影響がいかに強いのかを少し認識しておくだけでも見方が変わってきます。

 

・自律神経が副交感神経優位になってリラックスできるように

・内臓中心に血液が回転していらないものを捨てて、新しい血液をつくれるように

 

こんな視点から見直すことが

ある意味で人間らしい”頭の暴走”を抑えて、身体がもっと自然に元気になるために

とても大事なファクターのひとつになります!

 

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