前回のコラム『足首と膝を友達にしよう』で足首から膝まで感覚を繋げました。
足首だけではとても弱い…
膝が仲間になってくれると、地面との関係がとても安定しやすくなります。
どうしてか?
何回か書いているように『膝』という関節は『つま先』に真っ先につられやすいからです。
逆に言うと…
膝を『踵』つまり足首の仲間にできたら、『つま先』をコントロールできるようになります!!
『膝』から下の足の感覚を磨くことで、”地面”とかなり仲良くなれます。
これは【重力】に対しても身体の支え方が変わることにまります。
【重力】に対しては2つの大きな対応方法があります。
ひとつは、建築物のように地面(下)からまっすぐ上に積み上げる
もうひとつは、頭のてっぺん(上)からまっすぐ下に吊るされる
これは両方が大事な要素であると思います。
今回のように足から感覚を開発していく方法は最初の考え方に依っています。
これを私は『地面と仲良くする』と表現しています。
一方、頭のてっぺんから吊るされているイメージは基点が『頭』になります。
『頭』には足に対する『地面』のような依ってたつ分かりやすい指標がありません。
吊るされるイメージは、本当に【重力】を感覚する力が必要だと感じます。
感覚としてはちょっと高度になります。
だから、膝下の感覚です。
これが活性化してくると、身体が【重力】に対応する基礎になります。
日本には代表するタワーが2つあります。
ひとつは東京タワー。
もうひとつは東京スカイツリー。
東京タワーは”末広がり”でとてもスタイリッシュです。
私も大好きです。
末広がりは安定感を確保するために”基底面”を広く取るための設計です。
スカイツリーは足下までスリム!!
こんな設計は相当な安定感が担保できなくては到底できないと思います。
下半身をスリムにしたい人は、スカイツリーをよく観察しましょう笑
下半身の使い方を地面に対してもっと”安定”したカタチに変えるのです。
今回提案している【足首・膝に繋がる感覚】がこの基礎になります。
膝下の感覚に身体を預けると、多くの人は身体は”後ろにのけ反る”ように感じるかもしれません。
それだけ、身体が”前”で使われている証拠です。
【重力】になるべく抵抗しない姿勢。
スカイツリーを目指してみてください。
まずは膝下から始めてみましょう!!