腰ー胸ー首も連動性で繋ごう!!

背骨の連動性について考えています。

前回までは背骨の連動性を腰部と胸部にポイントを絞って紹介してきました。

この連動性は頭の位置関係にも連動しています。

今回は『頚胸移行部』、胸と首を繋げる背骨の連動性です。

 

といってもポイントは『胸腰移行部』と同じです。

  1. 意識するポイント:鎖骨・肩甲骨・後頭部・あご
  2. エネルギーは8の字に流れる

 

今回も身体を操作してみてください。

①鎖骨を上げる + 後頭部を上げる

②顎を下げる  + 肩甲骨を下げる

胸と首もエネルギーが8の字に流れることで、『頚胸移行部』が機能します。

顎が引けて、良い姿勢をとるために胸部の状態が影響するということが分かると思います。

 

一見すると、『後頭部』や『顎』は簡単に操作しやすいのですが、

『鎖骨』や『肩甲骨』の胸部の動きが連動するとなると難しくなります。

それは、現在の世の中が『猫背』優位だからです。

『猫背』は肩甲骨が上がって、鎖骨が下がる状態が慢性化している状態です。

 

だからこそ胸部の鎖骨・肩甲骨の位置をコントロールするために

前回までに考えてきた腰と胸の連動性の重要性がより鮮明になります。

 

つまり、『猫背』に代表される姿勢の問題は背骨の連動性の問題とも言えます。

背骨の連動性が高まることで、

背骨のS字カーブがしっかりして、移行部が機能します。

 

ちなみに『左右』の連動性も同じように8の字に流れます。

①左の肩甲骨を上げる → 右の後頭骨を上げる

↑           ↓

②右の肩甲骨を下げる + 左の後頭骨を下げる

連動性の中で胸移行部が構造の土台として、しっかりバランスがとれるようになっています。

例えば、、、

左右のバランスも左右のお尻の重みのかかり方次第で、胸部の肩の高さに連動して、頭の位置関係にまで影響してくることが分かります。

 

腰部ー胸部ー頚部が背骨の連動性で繋がる。

連動性がしっかり生まれると、8の字状に流れるエネルギーで背骨自体が安定しながら、身体の可動性が飛躍的に高まります。

 

具体的には、、、

代謝、自律神経系、ホルモン系などの身体の本能的な機能が発動します。

内臓がしっかり活動するようになります。

姿勢が良くなります。

動きを背骨(体幹)が主導するようになります。

 

背骨自体の連動性をしっかり見直しましょう!!

 

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