前回のコラム『ポジティブに歳を取ろう！！』では身体の力が発動するために必要な選択肢や視野をもっと増やすことが大事なのではないかと書きました。
普通の日常生活を”元気”あるものにするために、どんなことが必要でしょうか？
私もずっと考えてきましたし、今でも考えています。
【日常生活】を考えた時には、やはり【日常生活】が大事だと感じます。
【日常生活】に必要なモノは【日常生活】でしか得られない
と思います。
私は直接聞いたことがないのですが…
元中日ドラゴンズ監督の落合さんは
『野球に必要な身体は野球の練習でしか作れない』と言っていたと聞きます。
まさにその通りだと思います。
例えば、【スポーツの試合】で結果を求めにはどうしますか？
当然、練習をすると思います。
求める結果を確率高く引き出すにはどんな練習が必要でしょうか？
それは【試合】を想定した【試合】のための練習です。
練習に【試合】のリアリティがないものは、【練習のための練習】になりやすくなります。
【練習】では【試合】に反映しづらくなるということでしょうか。
【日常生活】に反映されるには【日常生活】を考えること。
では【日常生活】の中で一番基本になっていることは？
それは【座・立・歩】です。
つまり身体のさばき方です。
全ての動作は、この質にかかっています。
食事はどうでしょうか？
食事は一日３回のチャンスがあります。
筋トレやストレッチはどうでしょうか？
筋トレなどは朝と昼に行なうとしても一日２回のチャンスです。
そう考えると呼吸というのは、常に行なわれています。
ヨガなどでも呼吸に視点を集めているのは納得できます。
特に食事や筋トレなどの有用性を否定しているのではありませんよ。
アプローチの仕方によってはとても効果的です。
でも、【日常生活】には【日常生活】に密着したものに視点を取るほうが効率が良いと思うのです。
【日常生活】を彩る基本的要素として頻度が高いのは
座る・立つ・歩くという身体のさばき方
です。
身体のさばき方はコツが分かると身体がとても変化してきます。
実は、私もいろいろ試してきましたが、一番実感のあったことはこの身体の「さばき方」でした。
【姿勢】と一括りにされがちな身体のさばき方ですが…
とても面白い要素です。
【日常生活】に密接なものだけに少しコツが分かってくると【日常生活】に身体が参加してくるので楽しくなってきます笑
これからは少し座る・立つ・歩くについて考えていきます。