今回のテーマは『体幹で重力を自分の力にする!』です。
前回から考えている”体幹”を引き続き観ていきたいと思います。
その前に少し私事の報告ですが、
この半年くらいずっとしびれていた左の腕がのしびれが抜けてきました!
結構辛かったのですが、
今回の身体の変化の中で改めて感じたのは「体幹」でした。
私は左利きなのですが、
左の手が小手先で使いやすいように
→肩甲骨が上前方にずっと引っ張られて肩が巻くようになっていた。
→肋骨の位置までおかしくなり左の背中だけずっと盛り上がって猫背になっていた。
長いこと左手が「主」、体幹が「従」どころか、完全にお留守になっていたんですね。
これを自分で体幹を「主」にしていくようにセルフ調整をしていました。
その結果、、、
しびれがなくなってきて左の背中盛り上がりが無くなり、
肋骨や肩甲骨の位置が変わり腕の使い方も明らかに変わり疲れないのです。
子供の頃から、原因も分からずに悩んでいたことが
この辺りに根があったのだと改めて自分の身体で感じ、改めて身体が変わることを実感しましたよ。
少し長くなっちゃいましたが、皆さんにも是非こんな感動を
自分の身体で感じてもらいたいと改めて思っています!
さて、”体幹”を観ていきましょう!
皆さんは、体幹を鍛えるというと
背骨の近くやお腹周りの筋肉を鍛える=筋トレ
というイメージを持っていませんか?
でも、体幹はそもそも一般的な筋肉とは、
そもそもやるべき仕事が違います。
体幹とは「身体を動かす」という意義以上に、
→背骨で重力をしっかり受けることで身体の軸を作る
→背骨に内臓をぶら下げて活動しやすい安定した状態をキープする
ということをまずはクリアする必要があります。
体幹を強くするためには、
筋トレではなく、重力をしっかり受ける感覚を養うことが何倍も重要です。
これを疎かにすると、
動きが小手先・力ずくになるので、一生懸命やるほど
身体は壊れやすくなって、慢性的な不調やパフォーマンスの低下につながります。
腰痛の原因は腹筋不足じゃない
「腹筋が弱いから腰痛になるとか姿勢が悪い」
というのが常識になっていますが、そう思っていませんか?
実は、腹筋が弱いからなるんじゃありません。
そうではなくて、腹筋が使えない姿勢になっていることが問題なのです。
腹筋は、骨盤が立って背骨が重力を受けられるカタチになれば、
自然と使えるようになって日常生活の中でも強くなります。
使えない状態なのに腹筋をし始めたら、
せっかくつけた腹筋を使いこなすこともできない上に
一生筋トレを続けないとその腹筋は保てなくなります。
仮にこの筋肉で腰痛が治ったとしたら、あなたの腰痛ケアには
一生の筋トレが必要になってしまうわけです。
重力を受ける感覚を身体で覚えてしまったら、
日常生活が腹筋を鍛えてくれます。
体幹をしっかり作ることで身体はこんなに変わる!
重力を受ける感覚が備わってくると、
→重力に対して背骨がまっすぐになるので、姿勢が良くなる。
→内臓の位置が良くなるので、消化・吸収・呼吸機能がしっかり働く。
→自然と筋肉の伸⇄縮が起こるので、血液循環ときれいにする力が高まる。
→手足が体幹主導で動くので、バランスが良く疲れなくなる
重力エネルギーを身体に取り込めることで、
生きる機能と働きが勝手に、一斉に高まってきます。
しっかりとした“体幹”を作る根本にあるのは、
筋トレという人工的な過程ではなくて、
重力に対する感覚を磨き、重力エネルギーを身体に取り入れることなんですね。
上の私のことも含めて、体幹主導に変えていくのは
感覚を養って、脳の中の今までの使い方の”マニュアル”を書き換えることです。
少し時間がかかるかもしれませんが、確実にこれからの生活と人生の財産になります!!