呼吸にも肩こりにも効く”腕”の意識

今回は『腕の意識を変えてみよう!』というテーマで考えていきます。

 

特に、今回のターゲットにするのは「橈骨(とうこつ)」という骨です。

この骨の感覚を高めていくと、

腕の深い部分から動きと弛みが出てくるので

身体の連動性や血液循環を介して、

呼吸や肩こり、さらに体幹の軸もしっかりしてきます。

 

「橈骨」、、、

なかなか聞き慣れない骨かもしれませんが、

どこにあるか分かりますか?

2014-01-25 23.18 のイメージ

ここです!!

「橈骨」はいわゆる前腕に2本ある骨の外側の骨です。

この骨の大きな特徴は、

”手首を捻る”動作の主役になるということ

 

「橈骨」は内側にある「尺骨」に沿うように回転する構造になっています。

 

私たちがパソコンを打つとき、ペンでものを書くとき

必ず、手のひらが下を向くのは、手首が捻れるからですね。

2014-01-25 19.50 のイメージ

そしてもうひとつ見ておきたい特徴があります。

 

「橈骨」のカタチをよく見てみてください。

肘の関節は内側の「尺骨」がしっかりとした関節を作っています。

なるほど「橈骨」は「尺骨」に比べて細くなっています。

 

一方で、手首の関節はむしろ「橈骨」のほうが骨も太くなり、

関節のメインの存在になっています。

 

『骨』というのは組織は基本的にチカラや重さというエネルギーを受けると

それに対応して大きく成長・発達する特徴があります。

 

つまり、

手と腕を伝わるチカラ(エネルギー)は

「橈骨」⇄「尺骨」の間で受け渡されるように使うこと

が大事なポイントだということがわかります。

2014-01-25 23.27 のイメージ

実は、、デスクワークやゲームが幅を利かせる現在の暮らしは

知らず知らずのうちに

”捻る”という[動き]に重きが置かれ過ぎてしまって、

[受けて支える]ことの質が忘れられやすくなっているのです。

 

これ、身体にとって大問題なんです!!

 

 

試しに、下の図のように手を後ろについて座ってみて下さい。

2014-01-25 23.45 のイメージ

2014-01-25 23.09 のイメージ手が

 

床につく接点は、[小指側の手のひら]、、、

つまり[尺骨]側で、身体の重さを受けている人がほとんどだと思います。

この時の、身体に感覚を向けてみて下さい。

・肩甲骨が上にスライドして持ち上がっていませんか?

・背中が丸まって、胸やお腹がつまってしまっていませんか?

 

今度は、同じことを「橈骨」側に意識を置いてやってみましょう。

①手首をしっかり返して、②親指側の手のひらを突き出すように意識します。

2014-01-25 23.11 のイメージ 2014-01-25 23.14 のイメージ

そしてその場所で後ろに手をついてみます。

 

さっきと同じように身体に感覚を向けてみて下さい。

・肩甲骨がさっきみたいに上がらなくなっていませんか?

・背中もさっきより丸くなりづらくなりませんか?

2014-01-25 23.42 のイメージ

 

これが「橈骨」を意識した場合の身体の連動性です。

「橈骨」を意識すると、

「橈骨」と「尺骨」が機能的に繋がって、肩や背骨まで連動してきます。

「橈骨」と「尺骨」の間の深い所まで活性化して血液循環がよくなります。

 

ちょっと長くなりましたので、続きはまた次回にしたいと思います。

是非、手の付き方を意識して、身体の感覚を味わってみて下さいね。

 

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